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WEP

概要

 WEP(ウェップ)とは、無線LANの暗号化方式の1つである。 無線LANでは、通信のやり取りは空中を飛ぶ電波で行うため、他人が通信を傍受することが容易となる。通信を暗号化していれば、通信は傍受されても内容が他人に読み取られることは無いが、例えばクレジットカード番号や暗証番号などが暗号化されていないと情報を盗まれて悪用されてしまう恐れがある。特に会社など機密情報を取り扱う場合は、情報漏洩が即座に信頼失墜につながるため、無線LANにおける暗号化対策は必須である。 ただし、WEPは現在では暗号化するための鍵を解析する手段が確立されているため、利用は推奨されておらず、WPA2-PSKなど新しい暗号化方式を採用することが推奨されている。 なおWepとは、Wired Equivalent Privacyの略で、直訳すると「有線と同等のプライバシー」という意味になる。

種類

 WEPには、鍵の長さにより「WEP-40」や「WEP-104」等の種類がある。WEPのあとに続く数字はWEPキーの長さで、さらに安全強度を高めるために通信機器がランダムに生成する24ビットの鍵(暗号)を生成する。それぞれWEP-40なら64ビットの鍵、WEP-104なら128ビットの鍵が生成される。

シーン

 古い無線LANルータを使用する場合、そのルータで利用できる暗号化技術がWEPしかない場合がある。そのため、先述したように現在ではそのような無線LANルータの使用は避けるべきである。 ちなみに、WEPに脆弱性が有るにも関わらず無線LANルータがWEPに対応し続けているのは、日本で一大ブームとなったニンテンドーDSやニンテンドーDS LiteがWEPにしか対応していなかったためという説がある。最新機種であるニンテンドー3DSはよりセキュリティ強度の高い暗号化方式であるWPA2-PSK等にも対応しているが、古いDSのゲームソフトで遊ぶ場合はWEPでの暗号化しか使えない。

歴史

 WEPは無線LANが出た当初の1997年からある暗号化方式で、当時はコンピュータの計算速度も遅かったため、解析をされてデータを盗まれる恐れも少なかったが、2000年代に入り、コンピュータの性能向上が進むにつれ、次々と脆弱性が発見されてしまい、現代においては数秒〜数分などのごく短時間で解析をされてデータを盗まれてしまうようになった。

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