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タイアップ

概要

 タイアップとは、提携や協力によって相乗効果を得る商法のことである。双方に同程度のメリットが期待できるこの手法は、Win-Winなプロモーション方法として知られている。

種類

 タイアップは業界により形態が異なる。映画業界のタイアップは、主に映画に企業のサービスや製品を登場させる手法を指す。ブランドイメージの向上や売上増加が見込まれ、企業側は対価として映画製作費の一部を負担する。     音楽業界のタイアップは、レコード会社のアーティストの曲を映画やドラマ、CMに登場させる手法を指す。映像と音楽の連携のしやすさから、ヒット曲が生まれる等の相乗効果が見込まれやすく、日本では昭和初期より行われている。    雑誌、インターネット媒体とのタイアップは、出版社やニュース・専門サイトを持っている媒体社が、広告主の企業側の依頼により執筆・編集を行い、広告記事を作成する手法を指す。作成パターンは一社で一紙面を独占したり、業界の複数の企業を特集したりとさまざまである。 なお、広告枠を買い取り、広告主側が作成した広告を載せて宣伝する手法は「純広告」と呼ばれ、タイアップとは区別されている。

メリット

 広告主側のメリットとしては、映像や写真により視覚的に訴えることによるブランドイメージの強化、媒体の信頼性を利用した商品認知度の向上などが挙げられる。さらに雑誌やインターネット記事など、商品と文章を結びつけることにより情報量が従来の広告よりも増加するため、顧客となる読者に商品の特徴や使用効果を訴求しやすくなる。    媒体側のメリットとしては、製作費の一部を広告主が負担するため、媒体を製作する費用を下げられる点が挙げられる。顧客側のメリットとしては、新商品や普段あまり目に入らないサービスについて早期に情報を得られる点、商品の良さや使用方法を異なる媒体を通して、感覚的に理解できる点が挙げられる。

デメリット

 広告主側・媒体側双方のデメリットとしては、完成イメージ等の打ち合わせに時間を要する点が挙げられる。広告主側にとっては広告コストが高くなるため、費用対効果を十分に予測してから企画する必要がある。

気を付けるべき点

 タイアップを行う際には、ロイヤリティの高い顧客の購入を妨害しないために自社のイメージを崩さない適切な相手(テレビ、雑誌などの媒体)を選択することが重要である。加えて、過度な商品アピールは顧客ロイヤリティに関係なく、顧客を購入から妨げてしまうことにつながるので、双方のバランスがとれたタイアップを行うことが重要である。

派生

 類似の意味を持つ言葉にコラボレーションがあるが、これはビジネスにおいては企業間などが協力して新しい商品を生み出すことといった意味で使われることが多く、タイアップの「既存の商品に既存のビジネス、既存の有名人間などで提携、協力して購入を促進する」といった意味とは異なる。

シーン

 商品の購入を促進するタイアップの例としては、テレビ番組中で特定の商品を登場させることや、有名人がメーカーの商品を宣伝することや、メーカーの商品をインターネット、アプリゲームの景品にするといったタイアップなどがある。映画やドラマの主題歌として楽曲を使うというタイアップは古くからあるタイアップのひとつだ。

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