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TCP

概要

 TCPとは、主にインターネット上で標準的に利用される通信規格を指し、データのやり取りを確実に行うことを目的として利用される。

 TCPは「Transmission Control Protocol」の略称である。

種類

 TCPの役割は、通信相手に正確なデータを確実かつ効率的に届けることにある。その目的を果たすための方法はさまざまである。

 ひとつは「コネクション」と呼ばれる、通信相手との間で論理的な通信路を確立し、ほかの通信に干渉されることなく、確実にデータをやり取りする方法である。このコネクションを確立する際、「スリーウェイハンドシェイク」と呼ばれる3回の手順を用いる。

 まず送信元から送信先に対して「これから通信するので、接続を開始しますがよろしいですか。」という情報を送る。情報を受け取った送信先は、送信元に対して「承知しました。こちらからも接続を行いますがよろしいですか。」という情報を送る。その情報を受け取った送信元は、再び送信先に対し、「承知しました。」という情報を送るという3回の手順で、通信路を確立する。

 さらに「ウィンドウサイズ」と呼ばれる仕組みを用いて、細かい通信が発生するような場合、毎回スリーウェイハンドシェイクによるコネクションを確立することが非効率であることから、お互いに決めたデータ通信量のやりとりが終わるまでは、コネクションの再設定は行わないようにしている。

 効率を上げる工夫はほかにもあり、データが届かなかったときに、受信側がデータの再送を要求できるようになっているのもそのひとつである。

歴史

 インターネットの歴史はTCPの歴史と言っても過言ではない。コンピューターが開発された当初、1対1のコンピューター同士のみの通信であったが、コンピューターの発展に伴い、複数のコンピューターで通信を行うネットワークが作られた。これは「ARPANET」と呼ばれており、当初はアメリカの大学や研究所など、4カ所を接続するのみであった。

 これに対しTCPの通信規格はこの際に作成されたが、次第にさまざまな通信規格が乱立するようになった中で世界中のコンピューターをネットワークで接続する「インターネット」という概念を確立させるために、標準となる規格が必要となり、TCPが標準の規格として採用された。

 そのため、TCPは別の「IP」と呼ばれる規格と合わせて、「インターネット・プロトコル・スイート」と呼ばれる。

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