用語解説 

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インフラ

概要

 インフラとはインフラストラクチャー(infrastructure)の略で、本来は下部構造や下支えするものといった概念的な単語。日本語としては、福祉の向上や国家経済の発展に必要不可欠な公共施設といった社会的資本を支えるものという意味でも使われる。IT関連用語としては、システムや事業を有効に機能させるために必要な電話やインターネット回線、ソフトウェア、制度などそれらを組み合わせたものとの、2通りの意味を指す言葉である。

種類

 前述の通り、2通りの意味がある。前者の意味において使用する場合、社会資本である公共施設には、政府に属するものや公共機関などに加え、道路、学校、河川、公営の住宅などを指している。それ以外にも病院、鉄道バス路線、上下水道、電気、ガス、電話といった社会生活の基盤と経済産業の基盤を総称して指す。主に公共事業で整備され、社会資本として整備される経済、生活環境の設備である。後者は、電話やインターネット回線などを指す場合が多いが、より広義の意味においては、事務や総務、外注先など企業の業務システム全般も含めた企業組織の下支えを指す。

シーン

 公共施設などを指す場合は、例を挙げると、災害などで電気、ガス、水道などの社会インフラが寸断された、などと使用する場合がある。さらに、政府の政策で、社会的インフラの整備に予算を計上する、などといった使い方をする。IT用語としては、たとえば、業務に必要なサーバーやストレージなどのハードウェア、それらを活用するためのソフトウェアをクラウド上で提供する場合、それらを構成するインフラを整備するといった使い方も存在する。

歴史

 社会的インフラの歴史は、世界史を紐解いても非常に古い。遡ると、メソポタミア文明では最古の図書館、ダムやトンネルといった社会インフラ整備がされており、特に世界初の帝国であるアッシリアには、公道の建設が行われた。古代ローマ帝国も、社会インフラに注力した歴史がある。道路や上水道、並びに下水道、娯楽を提供する施設といった施設整備は、現代にも通じるものがある。特に公道は有名であり、広大なローマ帝国の版図を維持するために縦横無尽に張り巡らされたローマ街道が歴史に残っている。さらに、19世紀半ば頃に実用化された鉄道の整備は、世界各国で瞬く間に広がっていった。 近年では、1930年代の世界恐慌で発生した失業者に対応するため、アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領が行ったニューディール政策が、社会インフラとしては、有名である。IT用語としてのインフラは、かつては電話やFAXなどのOA機器が挙げられていたが、近年、インターネットが企業にとって無くてはならないものになっているため、電話などに加え、各部署を繋ぐLANやサーバーの整備、インターネットへ接続する設備なども、社内インフラといわれるようになっている。

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