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世代管理

概要

 世代管理とは、バックアップを取る際に、何バージョン前のバックアップまで残しておくかことを決めておき、復元の際に前のバージョンのデータを利用できるようにすることである。

 世代管理を行うことで、何かトラブルが発生した時にバックアップを取得した時点より数日前の状態にデータを復元させたいといった要望に応えられるが、指定した世代分のデータ容量を保存しておく必要があるため、リスク回避と容量の兼ね合いで残しておく世代数を決める必要がある。

種類

 世代管理をする際の方法としては、フルバックアップ(すべてのデータの複製)のみを世代数分残しておく方法と、フルバックアップを取得しその差分バックアップも残しておくことで復元する際にはフルバックアップ+差分バックアップのデータが復元できる方法がある。

 フルバックアップのみを残す方法は多くの容量が必要な分確実にバックアップを取得した時点まで復元ができる。差分バックアップを残す方法は容量を節約できる利点があるが、差分バックアップはあるもののフルバックアップが残っていない時点への復元はできない。

シーン

 例えば、毎週フルバックアップを取得し、2世代のバックアップを管理する設定をしていたパソコンがウィルスに感染してしまい、症状がわかりにくいウィルスであったため感染に気付くのが数日後になった場合を考える。この時に、バックアップ取得とウィルス感染の日付を比較し、2世代前のバックアップであればウィルス感染していないことがわかれば、その時点に復元することでウィルス感染していない状態まで戻すことができる。

 ただしいくら世代管理していても、最も古い世代より前のバックアップに戻すことはできないので、異常時は迅速に復元するなどの対策が必要となる。そのため社内システムの管理者が世代管理を行う場合は「何日前までのデータであれば復元可能」ということを理解した上で運用する必要がある。

歴史

 近年、各種システムにて用いるデータの重要性は高まる一方でデータ量は膨大に増えているため、人的ミスでデータを削除してしまった場合や、不正アクセスでデータが改ざんされてしまうと復旧が人力では厳しくなる上に、データを利用できなくなることに対するクレームも想定される。そのためバックアップによる世代管理は重要システムにおいてはほぼ必須となっている。

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