用語解説 

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ブラックボックス

概要

 ブラックボックスとは、内部でどのような処理をしているかは、外部からは不明確であるものを表す。ブラックボックスは、外部からのある入力に対して、何かしらの期待される出力を返すが、その内部処理や演算方法は、内部にしかわからないものである。

 たとえば各種システムをブラックボックス化することは、利用者に対して内部情報の流出を防ぐ効果や、利用方法を簡素化できるといったメリットがある。しかしシステムで不具合があった際に、どの部分に不具合があり、どのような対処をとるべきかが、すぐにはわからず、故障のリカバーに時間がかかってしまうというデメリットがある。

種類

 ブラックボックスには、先述のほかにも航空機に利用されているブラックボックスがある。これは、航空機がどのルートで飛行し、操縦士によりどのような操作が行われたかを、保存するフライトデータレコーダーと、操縦士の居るコックピット内の音声を録音するためのコックピットボイスレコーダーに分かれている。航空機事故の際の原因究明に用いられる。

 ブラックボックスの対義語はホワイトボックスと呼ばれるが、ホワイトボックスは、主にソフトウェアの開発におけるテストの工程の際に用いられる言葉である。それぞれブラックボックステスト、ホワイトボックステストと呼ばれている。

シーン

 システムを構築するにあたって当初の開発・構築メンバーは内部の仕様まで熟知していることが多い。メンバーが人事異動や退職、転職などで入れ替わってしまうと、内部の仕様が徐々に不明確になっていくことで、システムは年を経ることでブラックボックス化してしまうことがある。追加の機能を持たせるために、追加でシステム開発を行うことで、一時的には構造を理解した人が現れるが、その人が居なくなってしまった場合は、再び同じ状況に陥ってしまい、システムのトラブル時には故障時間が長引いてしまうこともある。

歴史

 以前は機械や電化製品などの仕組みも単純で、故障した際に利用者が修理することも可能であった。近年の機械や電化製品はさまざまな機能を持ち、小型化、複雑化している。利用者は、使い方を知っているが詳細な仕組みまでは理解できないようになっていった。

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