2016.9.12 (Mon)

社員のモチベーションを高めるヒント(第15回)

タイプ別、従業員のやる気を引き出す4つのポイント

posted by 株式会社アークコミュニケーションズ

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 従業員一人ひとりのやる気は、企業を成長させる原動力です。従業員のやる気を維持することは、リーダーの大事な仕事のひとつです。

 経済が右肩上がりだった高度経済成長期は、やる気を維持するのはシンプルでした。きょうよりもあしたのほうが豊かになることが実感でき、がんばればがんばるほど、昇進や給料という目に見えるかたちで、努力が返ってきたからです。

 しかし残念ながら、現代は現状維持すら難しい低成長期に入っています。それに伴って個人の価値観とモチベーションを上げる方法も多様化しました。鍵になるのは、さまざまなタイプの従業員に向けた、複数のモチベーションアップ策です。

 今回は、従業員のタイプ別に見る、4つのモチベーションアップ策をご紹介します。

【その1】やる気のある従業員には目標達成型の報酬を

 従業員のモチベーションを高めるうえで基本となるのが、「成長や努力を報酬で評価する」方法です。特にベンチャー思考が強い従業員、若い従業員に対しては、こうした目標達成型の報酬が有効です。

 ここで重要なのは、従業員それぞれに個別の目標を設定することです。仕事の質はスタッフそれぞれで異なるため、売上達成目標や経費削減目標のほか、個々の事情を加味した個別の“ゴールを”設定するといいでしょう。

 また報酬も、給与・昇進はもちろん、福利厚生や長めの休日など、従業員が求めるものを与えることも重要です。

【その2】本音を隠し持っている従業員にはまずは話を聞く

 従業員が企業と仕事に求めるものは、おおざっぱにいうと「給料」や「キャリアアップ」でしょうが、現場レベルの細かい視点で見れば千差万別です。「もっと違う仕事がやってみたい」「温めている企画を通す機会が欲しい」といった、直接的な仕事に対する要望もあるでしょうし、「正当な評価を受けたい」「子どもと接する時間が欲しい」など、職場環境に対する意見もあるでしょう。

 そうした本音を隠し持っている従業員には、腹を割ったコミュニケーションをとる必要があります。一同が顔を合わせる会議でも、一対一の場でもいいので、本音を聞き出しましょう。時間の捻出が難しければ、5~10分でも構いません。たとえ部下の本音が実現不可能なものであったとしても、部下のために時間をとることは、やる気を引き出すことにつながります。

【その3】自分に自信を持っている部下には、思い切って仕事を任せる

 自分の仕事に自信を持っている部下には、「任せたよ」のひと言がとても効果的です。自分の力量では簡単すぎる“役不足”の仕事ばかりでは、モチベーションは低下する一方になります。

 たとえ部下の自信が間違ったものだったとしても、一度思い切って仕事を任せるのがベターです。部下が自分の力を正確に把握しているとはいえませんが、上司もまた、部下の力を100パーセント把握しているわけではありません。

 人は日々成長しているため、適正な事を見極めるのは困難です。そのギャップを埋めるには、仕事で成功と失敗を重ね続けるのが、最も多くの人が納得できるやり方でしょう。

【その4】社内イベントを催して従業員のコミュニケーションを促進する

 従業員同士のコミュニケーションがあまり取れていない企業の場合、社内イベントが従業員のやる気を引き出すポイントになるかもしれません。

 マネージャーになると、マネージャー同士の意見交換は経営会議や部長会議などで行われますが、従業員同士は意外なほど仕事での交流がないことがあります。部署が違えば、仕事の中身が大きく変わるため、日常的には話をしないのは当たり前といえば当たり前です。しかしイノベーションは、異なるもの同士が化学反応を起こして発生します。その機会が失われていることは、非常にもったいないです。

 このところ、社内行事として「社員旅行」を導入する企業が増えているようです。かつては「慰安」「仲間意識の醸成」という意味合いが強かった社員旅行も、現在は「お互いの仕事内容を共有する場」として、イノベーションにつなげる役割が見直されているのかもしれません。

 このほか、“社内バー”を設置したり、座席を固定しない「フリーアドレス制」を採用している企業もあります。「企業は遊ぶところではない」と抵抗があるかもしれませんが、新しい発想は、新鮮な空気で生まれやすいものです。自社に合った従業員交流策を練るといいでしょう。

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