オフィスソフト使いこなし(第60回)

パワーポイントのズーム機能で、プレゼン力アップ!

posted by 山田 尚明

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 パワーポイントを使ってプレゼンテーションを行うときは、通常スライドの順番に従って進めていきます。しかし、単調にスライドが続くだけでは、見る側に視覚的な強い印象を与えることは難しいでしょう。自分が伝えたいスライドに差し掛かったときに、強調したい部分をズームすることなどができれば、より印象的なプレゼンテーションとなります。そのような視覚的効果をスライドショーに与えてくれるのが、オフィス365版パワーポイント2016に新しく追加された機能の[ズーム]です。

プレゼンテーションに視覚的効果を与える新機能「ズーム」

 オフィス365版パワーポイント2016に新しく追加されたズームは、さまざまな視覚的効果を与えてくれます。この機能を使えばプレゼンテーション中に、強調したい部分にズームインする、別のスライドにジャンプする、補足説明として他のスライドを差し込むといったことができるので、スライドショーに抑揚が生まれます。

 本記事では、[サマリーズーム]と[スライドズーム]の2機能を紹介します。

まずはセクションを設定しよう

 今回は「岐阜県の観光案内」というスライドで、ズームの設定方法を説明しましょう。ズームを設定する前に、スライドを「岐阜県ってどんな県」「岐阜県の観光スポットTOP3」「岐阜県の伝統」「岐阜県のグルメ」という4部からなる構成に分けるため、[セクション]というスライドをグループ化する機能を使います。

 スライドのサムネイルが並ぶ画面左側の領域で、セクションを追加したい部分(スライド番号1と2の間)を右クリックしてメニューを表示させ、[セクションの追加]を選択。

 すると、スライド番号2以下がセクションとして選択され、セクション名を記入する[セクション名の変更]ダイアログボックスが現れます。セクション名を記入して[名前の変更]をクリックしましょう。

 新しいセクションを「岐阜県ってどんな県」としました。「岐阜県の観光スポットTOP3」「岐阜県の伝統」「岐阜県のグルメ」のセクションも追加したいので、スライド番号3~4の間、7~8の間、10~11の間へ、最初と同様に[セクション名の変更]で行います。

 これで1つのプレゼンテーション資料が、4つのセクションによってグループ分けされました。

つかみの部分ではサマリーズームを

 プレゼンテーションでは冒頭=つかみで相手に伝えるべき概要を説明することが重要といわれています。実際、つかみとなる1ページ目のスライドに、概要を伝えるサマリーを用意する人が多いと思います。

 そのサマリーで相手の目を引く視覚効果が施せれば、プレゼンテーションもより印象に残る内容になるでしょう。そのために使いたい機能が[サマリーズーム]です。なお、今回のサンプルでは、1ページ目で4部構成になっていることを伝えるサマリーとしました。

 まず [挿入]タブをクリックし、[ズーム]グループをクリック。メニューが表示されるので[サマリーズーム]を選択します。

 [サマリーズームの挿入]というダイアログボックスが開かれるので、サマリーに表示させたいスライドにチェックを入れ、[挿入]をクリックします。

 スライド番号1のサムネイルの下に、新しく「サマリーセクション」というスライドが追加されています。画面右側の領域には、先程選択したスライドのサムネイルが表示されれば設定完了です。

 [サマリーズーム]には、各サムネイルをズームインする効果があります。スライドショーの進み方としては、全体像であるサマリーセクションのスライドが表示された後に、サムネイルにズームして「セクション1」→ズームアウトして「サマリーセクション」→ズームインして「セクション2」→ズームアウトして「サマリーセクション」という順で、表示されます。[F5]キーを押すと効果を確認できます。

特定のスライドへジャンプ!スライドズーム

 次はスライド内にあるサムネイルを自動的にズーム表示する[スライドズーム]について紹介します。表示は、スライド→サムネイルがズーム表示される→元のスライドに戻るという流れになります。

 前述と同様に[挿入]タブで、[ズーム]をクリックし、メニューの[スライドズーム]を選択します。

 [スライドズームの挿入]ダイアログボックスで、リンクを設定したいスライドにチェックを入れ、[挿入]をクリックします。

 リンクがスライド内に挿入されました。

 リンクの挿入位置や大きさは、ドラッグ&ドロップで調整が可能です。

 リンクをクリックすると、リンク先のスライドへ移動します。

 このリンクズームで、岐阜県の名物「鮎」を写真で表示した後に、「岐阜県の基本データ」のスライドを表示。その際に「鮎は、岐阜県の魚にも指定されているほどの名物です」というように、プレゼンテーションを行えば、鮎への印象が深まるでしょう。

 このようにズームを使うと、さまざまな視覚効果が演出できます。ズームを上手に活用して、ひと味違ったプレゼンテーション資料を制作してみませんか。

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山田 尚明

山田 尚明

大学院卒業後、メーカの営業企画部署にて5年半、カタログ・Web制作や展示会の運営などのプロモーションに携わる。その後IT企業にて1年半インターネット広告の運用を担当。現在はフリーランスとしてIT、ビジネス、健康、金融、ニュースなどさまざまなジャンルの記事を執筆するとともに、Webサイトの制作やコンテンツマーケティング、インターネット広告の運用などの業務を行う。

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