2019.10.31 (Thu)

教育ICTの選び方(第3回)

授業も家庭学習も変える学習支援サービス

posted by 高橋 秀典

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 2020年度から全面的に実施される新学習指導要領では、「英語やプログラミングなど今後さらに必要となる能力を強化する学習科目の追加」と、「主体的・対話的で深い学びの視点からの学習過程の改善」の2つが大きな柱になっています。

 その実現のために、児童・生徒一人ひとりが主体的に考え、互いに学び合う姿勢をつくる、さまざまなICTを活用した学習支援サービスが提供されています。NTT東日本では「一斉学習」「個別学習」「協働学習」の3つの学習場面において、学校のICT環境の利活用をサポートするサービスを提供します。その中でも今回は、クラウド型の学習支援サービス「おまかせ教室」の機能・特徴などについて紹介します。

クラウド型で手軽なICT環境整備をサポート

 「おまかせ教室」は、学習支援アプリケーションをクラウド型で提供するサービスです。そのため、お客さま側で校内サーバー構築のためのハードウェアやソフトウェアを購入する必要がないため、システム導入における初期費用を抑えることができるほか、お客さま側で更新作業をしなくても、インターネット経由で常に最新化されたアプリケーションを使うことができます。導入後も、専用のオペレーターが対応するワンストップのサポート窓口を提供し、ICT利活用の定着・推進を支援します。

「ラインズeライブラリ」子どもたち個々の習熟度に応じた学力向上をサポート

 児童・生徒は、それぞれ個別に苦手な分野や興味のある分野などを持っています。個別学習は、そうした個別に違う苦手な分野や興味のある分野などに関して、理解度や関心・意欲に合わせた学習を行い、「確かな学力の向上」を図ることが目的です。疑問に思ったことを自分のペースで深く掘り下げていくことで、児童・生徒の思考を深め、確かな学力の向上が期待できます。

 「おまかせ教室」のICTを活用した個別学習支援アプリ「ラインズeライブラリ」は、小中学校の国語、算数/数学、理科、社会、英語の5教科について、単元別ドリル、そのドリルと連携して調べられる百科事典、印刷して配ることができるプリントなど、一人ひとりの習熟度に応じて活用可能な教材がコンテンツとしてクラウド上で提供されています。

 提供されているコンテンツは、横断的に検索することが可能で、単元別に無理なくスモールステップで学習することができます。また、先生向けにはクラス全体の学習状況を把握して成績を管理する機能や、教材を単元別に検索して提示する機能も提供されています。

 こうした個別学習向けの学習支援サービスは、習熟度別指導や少人数指導といった教室における「個に応じた指導」だけでなく、家庭にインターネット環境があればタブレットを持ち帰って、家庭学習にも活用することが可能です。

「コラボノート」活用型学力と探究型学力の向上をサポート

 協働学習は、児童・生徒の思考力、判断力、表現力といった「活用型学力」や「探究型学力」などを高めることが目的です。「おまかせ教室」のICTを活用した協働学習支援アプリ「コラボノート」は、教室内の授業や海外を含めた他の地域の学校との交流学習などを支援し、児童・生徒同士の意見の交換や、考えの発表といった、お互いを高め合う学びを通して、そうした目的を実現します。

 「コラボノート」は、グループや学級全体での発表や話し合いを支援するための同時共同編集ができるアプリ、電子黒板、複数の意見や考え方を共有して議論するためのタブレット、意見や文書の共有と分類のためのノートなどを用意しています。ノートについては「誰に見せるのか」「誰と書くのか」といった公開範囲や書き込み権限の設定が可能なので、これらの機能を使って、児童・生徒同士のグループ討論や協働作業を円滑に実施できます。

 学校を超えた交流、企業、団体、研究機関の専門家からのアドバイスなどをもらう交流学習支援や、グループでの分担作業や協働による作品の制作もサポートし、すぐに授業で活用できるテンプレートも準備されています。主体的で対話的な学び、アクティブラーニングを行う「協働学習」は、生徒一人ひとりが発表をしたり、生徒同士が意見を交換したりすることで、活用型学力や探究型学力を育みます。

 ICTの専門家ではない教育委員会や教員が、最適な学習支援アプリを選び、導入し、トラブルなく運用し続けるのは大変です。実現のためには専門家のアドバイスと協力が欠かせません。教育分野に精通した信頼のおける事業者をパートナーとすることが、一番重要なポイントといえるでしょう。

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高橋 秀典

高橋 秀典

早稲田大学第一文学部卒業と同時にリクルートに入社。広報室社外広報担当、日本初のソフトウェア情報誌「月刊パッケージソフト」編集長などを務めた後、独立。IT業界に特化した出版・イベント・広告会社を約10年間経営し、現在は経営とITをメインに、ライターとして活動している。

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