2017.9.21 (Thu)

歴史上の人物から学ぶビジネスの神髄(第3回)

義に生きた武将・真田幸村の名言から学ぶ上司の心構

posted by Yuki

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 大坂冬の陣で築いた砦の名を取った大河ドラマ『真田丸』で話題になった戦国武将が、真田幸村(信繁)です。1614年の大坂冬の陣での戦いぶりを見た敵将の島津家久から、「日本一のつわもの」と評されるほどの勇猛さでした。それらの語り草によって、数ある戦国武将の中でもとりわけ人気の高い武将のひとりとなっています。その幸村が残した名言は、現代の企業経営や部下の管理など、リーダーシップ論に通じるものが数多くあります。

強い性根によって発揮されたリーダーシップ

 幸村は、利害関係や裏切りが横行した戦国時代にも関わらず、義を重んじた人物として知られています。その義を重んじた人格から発言された数々の言葉が、名言となっています。

 その名言の1つが「いざとなれば損得を度外視できるその性根、世のなかに、それを持つ人間ほど怖い相手はない」です。

 この名言は、大坂冬の陣後に徳川方への寝返りを持ちかけられたときに発したとされています。人生において、損得だけが重要なものではない。強い意志(性根)から行動できる人は、想像以上の能力を発揮する、と幸村は考えていました。

 幸村自身も、1615年の大坂夏の陣で、徳川方についたほうが明らかに得だったにも関わらず、義を重んじて豊臣方につき、徳川軍を脅かす奮戦を見せました。その奮戦ぶりは家康からも一目置かれるほどのものだったのです。

 損得なしで行動することを説いたこの名言は、ビジネス・シーンでも教訓となります。人は、自分のこと、家族のことを第一にしたいという思いから、どうしても目先の得を選びがちです。

 しかしビジネスにおいては、公共の利益や、お客さまの安全を配慮するなどで、安易に得を選べない場合があります。そこで損を選択するには、強い意志がないとできません。強い意志がなければ、お客さまやステークホルダーが納得するような理由を説明できないでしょう。強い意志に基づいた決断ならば、最終的に周囲から信頼を得ることができるはずです。

幸村は部下とのコミュニケーションが良好だった

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Yuki

Yuki

IT企業、会計事務所での経験を経て、フリーライターへ。シアトル近郊に半年留学、IT企業では会計事務以外に海外支社とのやりとりを行う。これまで経理や税金、英語学習の他、さまざまな分野の記事を執筆してきた。

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