2018.3.28 (Wed)

仕事力を落とさない!中高年のためのヘルスケア(第10回)

中高年が一念発起し、運動すると逆に危険!?

posted by 地蔵 重樹

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 中高年になると、階段の上り下りや、ちょっと走るなどで体力の衰えを実感する機会が増えてきます。衰えた原因の1つには、運動不足による筋力の低下が考えられます。このような体力の衰えが続くと、50~60歳台に差し掛かかったころに、筋肉や骨、関節などの運動器が機能障害を起こす可能性が高いといわれています。

 この機能障害が進むと歩行や立ち上がりなどが困難となり、ついには寝たきりとなり日常生活にも介護が必要となります。

 このような運動器の機能障害から始まり、寝たきりとなる状態を「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」という概念として2007年に日本整形学科学会が提唱し、予防の啓発を行っています。

 しかしロコモティブシンドロームの予防で「運動をしなければ」と、若い頃の感覚で動き始めてしまうと、かえって筋肉や関節、心肺器官などを痛めてしまう危険があります。まずは中高年である現在の体力に相応しい運動から始めることが大切なのです。本記事では、運動不足となっている中高年に適した運動の始め方について紹介します。

体力に自信がある人ほど、要注意

 十数年近く運動らしいことをしてこなかった中高年が、一念発起して運動を始めるという場合は注意が必要となります。心肺機能や筋力、柔軟性、バランス感覚などが、運動不足だけでなく年齢による衰えも影響しているからです。そのような状態で若かったときと同じ感覚でいきなりハードな運動をすると、かえって身体を痛めてしまいます。特に若い頃はスポーツで身体を鍛えたという人ほど、このような傾向が強いそうです。

 いきなりハードな運動をすると、筋力が低下しているので筋肉痛や腰痛、捻挫などを起こしやすくなっており、骨折も考えられるそうです。また関節の柔軟性が失われているため、関節やじん帯、腱などが急激な運動に耐えきれずに痛めてしまう危険性もあります。さらには心肺機能も低下しているため、動悸や息切れが起きやすく、動脈硬化がある場合には心臓疾患を引き起こす可能性もあるそうです。

中高年に適した運動とは

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地蔵 重樹

地蔵 重樹

フリーライター。ニュースサイト、オウンドメディアなどのWebコンテンツや、書籍のライティングを行う。著書に『〈アウトライン記述法〉でA4一枚の文書がサクサクつくれる本』(日本実業出版社)などがある。

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