2017.8.7 (Mon)

海外発ビジネス最前線(第5回)

「オープンソースカー」が描く未来のモノづくり

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 米アリゾナ州フェニックスにローカルモーターズ(Local Motors)という自動車メーカーがあります。2007年設立の同社は、自動車業界に革命をもたらす風雲児として業界関係者の注目を集めています。

 同社のユニークな点の1つは、自動車製造の手法を一般に公開し、誰でも自由に扱える「オープンソース」で行っていることです。たとえば、同社の主力シリーズ「ラリーファイター」は、2,900人のメンバーで構成されるユーザーグループが共同で生み出した、3万5,000ものデザイン案をベースに製造された、世界初の「オープンソースカー」です。

 ところで、自動車をオープンソースで造るとはどういうことなのでしょうか。

 同社は、まずデザインを含めたデータを公開し、外部の人にもアクセス可能にしています。デザインは、各案に世界中から投じられた票の数で決定します。内装などのデザインは購入希望者が自由にカスタマイズ可能です。自動車はデザインが決まると、ローカルモーターズが「マイクロファクトリー」と呼ぶ小型工場で生産されます。

 オープンソースで自動車を造るメリットは、外部の才能が活用できること、創造性の輪を広げられること、さらに世界中から自動車好きな人が集まってきてコミュニティーを形成する効果があります。インターネットを介してつながっているラリーファイターのコミュニティーには、世界中の自動車好きがこぞって参加しているそうです。

3Dプリンターならわずか5日で自動車が造れる

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