2017.7.10 (Mon)

海外発ビジネス最前線(第4回)

音声で新たな革命を起こそうとするAmazon

posted by 前田 健二

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 「Amazon Lex」というものをご存知でしょうか。ネット通販の大手である米Amazonの系列会社「AWS(アマゾン ウェブ サービス)」が始めた、音声やテキストを使用して、任意のアプリケーションに対して対話型のインターフェースを構築するサービスです。

 近未来には、インターネットにつながっている家電製品などが音声で操作可能になるといわれています。こうした未来の生活を実現するのが、同社の所有するAI(人工知能)です。2017年4月にリリースされ、話題となっています。なぜ、このAmazon Lexが話題になっているのか―――。「声」の力で、世界が大きく変わる可能性があるからです。

どうして「音声」で世界が変えられるのか?

 Amazon Lexを利用するシーンをいくつか挙げましょう。

 たとえば、スマートフォンに話しかけるだけで、クラウド上のスケジュールの調整や、航空券の手配やホテルの予約が可能になります。あるいは、社内システムに「今週最も多く注文をいただいている、現在地点から半径20キロ以内に事務所がある取引先」といった言葉で情報を求めれば、人に依頼したように取得できます。

 この「音声認識」が、コンピューター業界には大きな革命なのです。AWSでは、人間とコンピューターを結ぶインターフェースを「3つの世代」に分類しています。第1世代は、パンチカードやメモリーレジスター(計算機)を使って、コンピューターを操作する時代です。第2世代が、現代のような、キーボードやマウスなどのデバイスを使って、コンピューターを操作する時代です。

 そして、Amazon Lexのように、音声でコンピューターとコミュニケーションを交わすのが、第3世代です。SFドラマ「スター・トレック」の中に登場するような、人とコンピューターが対話をする第3世代のインターフェースを、Amazon Lexは提供してくれるというわけです。新たな世界の幕開けです。

Amazon Lexがボイスコンピューティング界の盟主に?

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前田 健二

前田 健二

フリーライター。大学卒業後渡米し飲食ビジネスを立ち上げ、帰国後海運企業、ネットマーケティングベンチャーなどの経営に携わる。2001年より経営コンサルタントとして活動を開始。現在は新規事業立上支援を行っている。アメリカのビジネスに詳しく、特に3Dプリンター、ロボット、ドローン、IT、医療に関連したビジネスを研究、現地から情報収集している。

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