会議室でプレゼンテーションをする際に欠かせないアイテムが「プロジェクター」です。スクリーンや壁一面にPCの画面が投影できるため、参加者全員が同じ情報を確認できます。
近年各社が投入しているのが、スクリーンや壁からわずか10cmほどの場所に設置できる「超単焦点」タイプ。発表者の動きを邪魔せず、影が映り込まないといったメリットがあり、商品価値の新たな評価軸となっています。
本記事では、各メーカーから発売されている、特徴的な機能を持ったプロジェクターをピックアップして紹介します。
図面の細部まで表示、セイコーエプソン「EB-2265U」
プロジェクター市場で「21年連続国内シェアナンバーワン」を謳うメーカーが、セイコーエプソンです。プロジェクターの基幹部品となる「高温ポリシリコンTFT液晶パネル」を社内で生産しており、企画から製造、販売まで一貫した、垂直統合型のビジネスモデルを行っています。昨年8月には、プロジェクターの世界の累計販売台数が2,000万台に達したと発表しています。
そんな同社のプロジェクターで、ビジネスユースの最上位モデル販売されているのが「EB-2265U」です。解像度はフルハイビジョンを超える1920×1200ドットで、図面や表の細部まで表現できるといいます。また、大会議室にも対応できるよう、最大5,500ルーメンという強力な出力を備えています。
このほか、スクリーンに対し斜めから投写しても、ボタンひとつで画面の歪みが補正できる「ピタッと補正」機能や、スマホやタブレットからワイヤレスで投影できる機能も備えています。前述の通り、同社のビジネスユースとしては最も高機能な製品のため、価格も448,000円(税抜き・直販価格)と高額です。
セイコーエプソンのプロジェクターは、幅広いラインナップも特徴です。たとえば「EB-S04」という機種は、ビジネスユースとしては最も安い39,980円(税抜き・直販価格)。解像度は800×600ドットですが、前述のピタッと補正機能や、スマホ・タブレットとの連携機能を備えています。
スクリーンの近くに置いてもOK、リコー「PJ WX4152」
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