2017.2.28 (Tue)

理想的な会社の在り方とは(第15回)

中小企業の採用活動を助けるユースエール制度とは?

posted by 高島 ちなみ

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 厚生労働省は、優れた取り組みを行う企業に対し、さまざまな「認定マーク」を付与する制度を実施しています。中には、対象が中小企業に限定されたものもあります。そのひとつが「ユースエール認定制度」です。

 ユースエール認定制度とは、若者(youth)を応援(yell)する中小企業に対して、厚生労働省が認定マークの使用を許可するという制度です。あまり有名な制度ではありませんが、活用次第で中小企業のビジネスに貢献します。

 本記事では、このユースエール認定制度ついて紹介していきます。

離職率や時間外労働の条件をクリアしているか?

 ユースエール認定制度は、厚生労働省が「青少年の雇用の促進等に関する法律」に基づいて、2015年に始めた制度です。認定を受けた企業は、自社の製品や広告にマークを表示するなど、さまざまなメリットがもたらされます。同省では本制度の狙いについて、企業の情報発信を後押しすることで、企業が求める人材の円滑な採用を支援し、若者とのマッチング向上を図るとしています。

 認定を受けるためには、下記のような要件を満たす必要があります(一部抜粋)。

・直近3事業年度の新卒者などの正社員として就職した人の離職率が20%以下
・前事業年度の正社員の月平均所定外労働時間が20時間以下または週労働時間60時間以上の正社員割合が5%以下
・前事業年度の正社員の有給休暇の年間付与日数に対する取得率が平均70%以上又は年間取得日数が平均10日以上
・直近3事業年度で、男性労働者の育児休業等取得者が1人以上または女性労働者の育児休業等取得率が75%以上
・「人材育成方針」と「教育訓練計画」を策定していること

 数字だけを見ると、難しい要件にも見えますが、「男性の育休取得者が“1人”以上」など、基本的には中小企業に合わせた設定になっています。離職率や時間外労働、育休制度などは、どれも若者層が就職や転職活動で気になるポイントでもあり、適切な雇用管理のためには達成しておきたい基準です。

助成金や低利融資利用のメリットも

 ユースエールの認定を受けた企業のメリットは、認定マークを使用できるだけではありません。それ以外にも、いくつかのメリットがあります。厚生労働省は、マークの使用を含む6つのメリットを挙げています。

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高島 ちなみ

高島 ちなみ

フリーライター。2012年より執筆活動を開始し、ビジネスコラム・グルメレポートなどを執筆。無類の図書館好き。趣味が高じて司書資格も取得。ライブラリアン・検索技術者として、WEB媒体向けのレファレンス支援も行う。

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