【特別企画】スペシャルインタビュー「あの有名人が語る!」(第28回)

コシノジュンコが考える、日本の今後と仕事への姿勢

posted by 秋山 由香

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 世界的なデザイナーとして常に現役で活躍し続けるコシノジュンコ氏。近年はファッションのデザインに留まらず、インテリアや食、花火のデザインなど、幅広い仕事を手掛けている。

 現在は、2020年東京五輪組織委員会の文化・教育委員としても活動中。また、お笑い芸人のブルゾンちえみ氏と親子役で共演したNTTドコモのテレビCMでも話題となった。

 年齢と経験を重ねてなお、新しいことに挑戦し続けるコシノジュンコ氏の原動力とは? 日本に対する思いや、東京オリンピックとこれからの経済界に期待すること、ブルゾンちえみ氏との関係、仕事に対する姿勢などについて語っていただいた。

4,000万人の外国人観光客がやってくる「東京オリンピック」とは

――ジュンコさんは、2020年東京五輪組織委員会の文化・教育委員を務めていらっしゃいます。東京オリンピックに対しての思いや、期待することなどあればお聞かせください。

 日本政府は、東京オリンピック開催の2020年に訪日外国人観光客数を4,000万人に増やす目標を掲げています。これだけ多くの外国人がやってくるわけですから、変化がないわけがありません。2020年は、人の流れや街の様子、言葉や価値観など、あらゆるものが激変する、大きな転換点となることでしょう。

 よい変化を起こすために意識してほしいのが、「東京オリンピックは東京だけのものじゃない、日本のオリンピックなんだ」ということ。インバウンドで来日した外国人たちは東京だけにとどまらず、きっと日本国内の、あらゆる土地に出向くはず。日本中のいたるところに外国人がやってくるようになると思うのです。ところが東京以外の地域では関心の薄い人が多いようなのです。

 日本で行われるオリンピックは、もしかしたら、多くの人にとって人生で一度きりになるかもしれません。だから、もっともっと意識して、積極的に参加をしてほしい。オリンピックは、なにもスポーツを競うためだけの大会ではありません。人が集まり刺激が生まれる、“文化のお祭り”のようなもの。日本全体で盛り上げて、日本という国の美しさや魅力、文化を、世界中に発信できるとよいなと思っています。

――国際的な大イベントにしては、東京以外での盛り上がりに欠けていると……。少子高齢化を迎える日本にとって、インバウンドは、とても重要なトピックスです。いかに多くの外国人観光客を迎え入れて共生するかが、成長のカギを握っていると言っても過言ではありません。にもかかわらず、なぜ盛り上がりに欠けているのでしょうか? 盛り上げるための施策のようなものはありますか?

 日本人ならではの閉鎖的な国民性が影響しているのかしれませんね。それから、文化大臣がいないというのもネックになっているのかと感じます。欧米諸国には、元アーティストやクリエイターという経歴のある優れた文化大臣が置かれていることがほとんどです。豊かな感性を持ったリーダーが組織のトップに立って、自国の魅力や文化を発信しています。これにならって、日本にも文化大臣を置けばよいと思いますね。それが難しいなら、地域に文化大臣のようなポジションの人材を置けばいい。クリエイティブな視点で、力強く、文化の発信をけん引する人がいれば、イベントなどの盛り上がりもだいぶ変わるのではないかと考えています。

日本の魅力を再発見し、2025年の大阪万博につなげたい

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