テクノロジーでビジネスの現場が変わる!(第3回)

目は口ほどにものを言う、「感情認識」の新ビジネス

posted by 小島 高広

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 AIによる画像認識技術の精度が上がり、撮影された映像から一瞬で人物特定ができる時代になりました。

 そんな中、画像から「感情」を認識する技術が実用化されようとしています。その技術はどのようなものか、これからどのように活用される可能性があるのでしょうか。

自ら認識技術を学習する「ディープラーニング」とは

 画像認識や顔認識の技術は日に日に進化しています。顔が正面を向いていなかったり、顔や体の一部が隠れていたりしても、特定の人物の識別ができるようなレベルにまで進んでいます。

 このような技術が進んだのは、AIが物事を学ぶ方法の1つ「ディープラーニング」によるところが大きいと言われています。

 ディープラーニングとは、AIが自律的に物事を学ぶ「機械学習」を可能とする技術です。通常AIを含むコンピュータに何らかの判断をさせる場合は、その判断基準をすべて人間が与えなければなりませんが、機械学習であれば判断基準を人間が与える必要がなく、情報源を与えるだけで、コンピュータ自身が判断基準を試行錯誤しながら見つけ出していくことができます。

 たとえば画像認識で個人を特定する場合、機械学習を使うと、AI自身が判断基準自身を生成していくので、元になる画像を一定量以上与えるだけで画像認識による人物特定などが可能になります。機械学習を使わない場合は、その人物の特徴を人間が定義して、判断基準を人間がコンピュータに与え続けるという、たいへん困難な作業を伴います。その手間を省くのが、ディープラーニングによる機械学習なのです。

事故の原因となる感情の昂ぶりをどう抑える?

 こうした画像認識をさらに発展させたものが「感情認識」です。感情認識とは、顔の表情からその人の感情を読み取る技術で、すでにさまざまなアイデアをもって実用化が進みつつあります。

 米ベンチャーのEyeris社では、感情認識を自動車の安全性を高めることに応用しようとしています。

 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)によると、アメリカで発生する事故の約80%がドライバーの不注意や怒りの感情によって起きているといいます。ドライバーの視線や眠気を感知する技術はこれまでも進められてきましたが、同社では「怒りの感情」を検知することに着目しました。

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小島 高広

小島 高広

フリーライター。長年BPOサービス企業にてサービスマネジメントやセールスプランニング、システム設計に携わる。ITとテクノロジーそしてビジネスの3つの視点から各種の記事を執筆中。

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