2017.11.10 (Fri)

元気な企業はどこが違う?成功企業の戦略とは(第42回)

USJは値上げをしても来場者数が3年連続アップ!?

posted by 水本 愛(みずもと このむ)

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 2014年に映画『ハリー・ポッター』の世界を再現したアトラクションのオープンから、3年連続で来場者数を伸ばし続けるのが、大阪のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)です。また2015年10月には、単月で初めて東京ディズニーランドの入場者数を超えたことも話題となりました。さらに、その3年間で一般的には来場者減の要因といわれる入場料値上げも行なっています。

 USJは開業以来、右肩上がりで成長してきたわけではありません。2001年の開業こそ華々しかったのですが、2年目は火薬の不正使用や期限切れ食材の使用といった不祥事により、来場者数が急落。その後も来場者数は低迷を続け、2009年には東証マザーズへの上場が、2年半で廃止となる事態に追い込まれます。そのような事態から、 USJはどのような施策でV字回復を成し遂げたのでしょうか。

「映画ファンだけのテーマパーク」から脱却するも

 開業当初のUSJは「映画のテーマパーク」としてハリウッド映画の世界観を楽しめる施設でした。しかしテーマを映画に限定したため、客層の幅が狭く、ピンポイントに映画ファンのみという状況でした。また映画は、作品数を重ねたシリーズ物の大ヒット作でないと、3~4年もすれば人気は風化します。

 そこでUSJは「映画の専門店」から「世界最高のエンターテイメントを集めたセレクトショップ」へと転換。ハリウッド映画中心から、日本のアニメやゲームといったさまざまなジャンルの人気シリーズやキャラクターを投入しました。

 2004年以降、USJは「ハローキティ」や、夜の電飾パレード「マジカル・スターライト・パレード」などを次々と導入します。しかし、それでも来場者の減少には歯止めがかからなかったのです。

CEOが招いたマーケターによって来場者が増加

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水本 愛(みずもと このむ)

水本 愛(みずもと このむ)

理系出身のフリーライター・インタビュアー。国立大学理学部物理学科卒。5度にわたる転職経験を持つ。ジョブホッパーという生き方をポジティブに捉え、企業紹介、求人広告、SNSを活用した企業PR支援などを手がけている。企業経営陣へのインタビュアーとしても活動中。本好きが功を奏し、書評ライターとしてさまざまなジャンルの書評・コラムを多数執筆。

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