2017.10.13 (Fri)

元気な企業はどこが違う?成功企業の戦略とは(第39回)

ジャパネットたかたは地デジで天国と地獄を味わった

posted by 津山 角雄/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

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 独特のセールストークによるテレビ通販で有名になったジャパネットたかたは、通信販売業界ではトップクラス企業の1つに数えられています。しかし、同社は常に右肩上がりで成長してきたわけではありません。テレビ放送がデジタルへと完全移行する際に起きた買替需要で急成長を見せましたが、需要が尽きると同社の業績は大きく落ち込み、初めての減収に直面します。はたして同社は、どのような形でV字回復を成し遂げたのでしょうか。

テレビ番組を自前で制作するまでに至った通販事業

 ジャパネットたかたの通信販売事業は、1990年3月に長崎のラジオ局で始まり、1994年にはテレビの深夜番組、2001年にはCSデジタル放送で専門チャンネルを開設するまで成長してきました。テレビ番組は、創業社長である高田明(たかたあきら)氏が自ら出演し、実際に手に取って商品の良さをわかりやすく説明するというスタイルが人気を博し、売上を伸ばしてきました。

 高田氏は、「消費者にどうすれば利用してもらえる企業になれるのか」というテーマに沿って事業を経営してきたと語っています。自らが番組で商品を説明するときは、「使ったときにどんな幸せがあるか」ということを伝えようと心がけたそうです。それには自らの言葉で心から伝えないと、お客さまには届かない(売れない)ということを実感していたからです。

 そこで自分たちがすすめる商品のセールスポイントを的確に伝えたいという観点から、地元長崎の佐世保にスタジオを建設し、自社で放送スタッフを雇用しました。通販番組の出演者ではなく、ディレクターという視線で商品の魅力を伝えようとしたのです。

地デジ買替で最高売上が、一転して2年連続減収

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津山 角雄/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

津山 角雄/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

三重県の山間地から様々な情報を発信するマルチなライター。2005年から7年間、農業をしながらエッセイを寄稿(雑誌「地上」(家の光協会 刊))。現在はWEBメディアを中心に、パソコン関連、住宅関連など数多くのテーマを手がける。また、地元の地域ボランティアに20年在籍し、リーダーも努めている。

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