元気な企業はどこが違う?成功企業の戦略とは(第29回)

白い恋人の石屋製菓が不祥事から「再建」した力とは

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 「白い恋人」といえば、北海道を代表するお土産の1つ。その白い恋人を製造・販売しているのが、北海道札幌市に本社を置く石屋製菓株式会社です。

 石屋製菓はこれまで、白い恋人を北海道中心にお土産として販売していました。近年は北海道に外国人観光客が増え、白い恋人は彼らにも人気となっています。

 その人気を知った石屋製菓は、北海道外の国内国際空港の免税店でも販売して、業績を伸ばしています。また2017年4月には、東京・銀座にあるGINZA SIX(ギンザシックス)に、北海道外では初となる直営店を出店しました。

 現在、成長を遂げている石屋製菓ですが、実は10年前には大きな経営危機が訪れていました。

甘さと隠蔽が招いた会社存続の「危機」とは

 2007年8月に、石屋製菓はアイスクリームから大腸菌群が検出されたことを発端に、白い恋人の賞味期限が不正表示されていたことや、バウムクーヘンから黄色ブドウ球菌が検出されたことが発覚。衛生・品質管理体制の甘さや、賞味期限の不正表示に関する隠蔽体質が明るみとなり、各メディアで不祥事として大きく報じられました。

 石屋製菓は製品を自主回収しますが、管理体制の甘さや隠蔽体質を重く見た北海道庁は「操業停止」の行政処分を下します。これにより白い恋人などの石屋製菓商品は、北海道の空港やお土産店などから一斉に姿を消します。

 当時は雪印グループやミートホープの牛肉偽装など、北海道の食品メーカーで不祥事が続き、北海道の食に対する信頼は崩壊寸前でした。そのような中で不祥事が明るみとなった石屋製菓を再建させることは、至難の業と考えられていました。

不祥事で失った信頼を回復する姿勢を発信

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