2017.2.21 (Tue)

元気な企業はどこが違う?成功企業の戦略とは(第22回)

「値上げ」でV字回復!?リンガーハット成功の秘密

posted by 松原 留実/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

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 長崎ちゃんぽんのチェーン店で知られる「株式会社リンガーハット」を、ご存知の方も多いでしょう。同社の売上高は、2014年度は381億円、2015年度は411億円と増えており、2016年度は6期連続の増収を見込んでいます。

 しかし同社は、2004年頃から不振にあえいでおり、2009年度には過去最大の24億円の赤字を計上するなど、危機的状況に陥っていました。

 なぜ同社は赤字から抜け出し、連続増収へと転換することができたのでしょうか。復活の裏に隠された戦略を紹介します。

顧客が求めているのは「安さ」ではなかった

 同社が赤字に転落した原因は、大きく分けてふたつあります。ひとつは、集客のために価格競争へ参入したこと。ふたつ目は、値下げによって同社の要である商品力の低下を招いたことです。

 赤字転落の背景には、2004年頃から続く景気状況がありました。当時はデフレなどの影響を受け、外食産業全体に値下げムードが蔓延していました。

 同時期に客数の減少に悩んでいた同社は、その原因として「客が来ない理由は商品価格が高いからではないか」「自分たちの顧客は、ラーメン屋や他の外食チェーン店へ流れているのではないか」と予想。他社との競争を意識し、顧客を取り戻すために値下げに踏み切りました。

 しかし、この決断はさらなる客離れを招きます。値下げのために食材のコストカットを行ったため、味の低下を引き起こしたのです。値下げをしたにもかかわらず客離れを招いたことで、顧客がリンガーハットに求めているのが価格ではないということが明らかになりました。

あえて値上げに踏み切った理由とは

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松原 留実/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

松原 留実/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

関西出身のフリーライター。広告代理店でのライターを経て独立。現在は求人コンテンツ制作を中心に、マーケティング、ビジネスジャンルを中心に取材・執筆を行っている。その他、履歴書・志望理由書作成のフォロー活動にも取り組んでいる。

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