2017.3.16 (Thu)

ビジネスを成功に導く極意(第12回)

辛いときこそ「ポジティブシンキング」すべき理由

posted by 福谷陽子

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 仕事で失敗したり、面倒なことに巻き込まれると、気分が落ち込んだり、やる気が失せてしまいがちです。ですが、たとえ嫌なことがあったとしても、ポジティブシンキングで前向きに捉えることで、気分が楽になり、やる気も削がれずに済みます。

 とはいえ、ひとくちにポジティブシンキングといっても、ただ単に明るく振る舞ったり、楽観的に物事を捉えれば良いというものではありません。

 理想的なポジティブシンキングとは、一体どのようなものなのでしょうか。今回はその一例として、自らが院長を務める歯科医院で、スタッフ全員がポジティブシンキングを実践しているという歯科医の田畑勝彦氏の著書「今いる場所で、一流になれ」(サンマーク出版)を参考に、ポジティブシンキングの正しい方法を考えてみましょう。

ネガティブはダメだけど、ポジティブ過ぎてもダメ!

 ポジティブシンキングは、一歩間違えると、ネガティブな要素を顧みない、単なる快楽主義に陥ってしまう恐れもあります。あるいは、「きっとうまくいく」という根拠のない楽観的な視座のもとに大きなチャレンジをし、その結果失敗して、大きなリスクを被ってしまうこともあります。

 田端氏は本書にて、失敗しないポジティブシンキングの定義として、以下の5つを挙げています。

 1つ目が、日頃から「どうしたら良くなるのか?」という改善の発想を持つことです。チャレンジすることに対し、失敗やリスクを恐れないことが大事といいます。

 2つ目が、「ネガティブな口癖を止める」ということです。「どうせ」とか「自分なんか」などのネガティブな口癖があるなら“すぐにやめるべき”とのことです。

 3つ目が「人に頼ることを恐れない」です。“自分ひとりでやってやる”と意気込む人もいるかもしれませんが、友人や同僚の力を借りることで、自分だけではできないことが成し遂げられます。

4つ目が「人の意見を聞く」です。いくらポジティブといっても、すべてが自分の思い通りに進むはずはありません。ポジティブシンキングを実践するには、友人や同僚の力を借りて、リスクを意識することも大切です。

 最後の5つ目が、「人と比較しないこと」です。比較すると、「あの人に比べて、なんて自分はダメなんだ……」と、ネガティブな感情に陥りるだけでなく、「自分はあの人よりも上回っている」という過剰なポジティブ思考にもつながりかねません。他人は他人、自分は自分です。

 まとめると、ネガティブにならず、かといってポジティブになり過ぎず、周囲と連携しながら、次の一歩を着実に踏み出す姿勢が、ひとつのポジティブシンキングといえるでしょう。

仕事のミスは「自分が成長する良い機会」

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福谷陽子

福谷陽子

元弁護士。現在はライターに転身。ネット問題や相続、不動産、債務整理や交通事故、離婚などの各種の法律記事をはじめとして、税金や不動産、経営やITなどのジャンルで執筆を行っている。

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