2018.2.6 (Tue)

社員のモチベーションを高めるヒント(第28回)

たとえ家賃が高くても、会社近くに住むほうが幸せに

posted by 塚田 沙羅

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 人間は、誰しも「幸せでありたい」と思うものですが、日々の仕事に忙殺されて、幸せを感じる余裕がない人も多いかもしれません。

 ハーバード大学の研究プロジェクトの報告書「Buying time promotes happiness」によると、高収入の人の幸福感が損なわれる要因の一部として、自分の時間が十分に持てない、常に時間に追われているといった「時間飢餓」を挙げています。そして、この問題を解決するためには、「時間を買う」という考え方が役に立つといいます。

 人間が幸せを感じられる「時間を買う」とは、一体どういうことなのでしょうか?

「時間を買う」=「家事代行サービスを利用する」

 同報告書によれば、「時間飢餓」は収入が上昇するほど生み出され、時間に追われている人を増やしているといいます。こうした時間不足のストレスは、不安感や不眠症などを引き起こし、健康状態に悪影響を与えるとされています。

 この時間飢餓が引き起こすストレスを回避する方法として、プロジェクトメンバーの一人である心理学者のエリザベス・ダン教授は、お金で「時間を買う」ことを挙げています。

 「時間を買う」とは、時間を節約するのためのサービスや物を購入することを意味します。たとえば、家事代行サービスを利用して家事を他人にしてもらうこと、長距離の通勤を避けるために、多少家賃が高くなっても仕事場に近い家に引っ越すこと、なども「時間を買う」ことに含まれます。

 ダン教授によれば、こうした「時間を買う」行為により、自分の時間がより多く確保できるようになり、日常の満足度向上につながるといいます。つまり、時間を節約してくれる物やサービスを買うことは、「商品そのもの」だけでなく、自分の時間を買うことにもつながる、ということです。

「物を買う」より「時間を買う」方が幸せである

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塚田 沙羅

塚田 沙羅

イギリス・ロンドン在住のライター/英日翻訳者。東京芸大卒業後、出版社編集部を経てフリーランスに。イギリス情報・文化、ビジネス(働く人にとっての学びや気づき、人材育成、グローバル思考など)、アート・カルチャーについてさまざまな媒体で多数執筆。
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