2017.3.27 (Mon)

社員のモチベーションを高めるヒント(第22回)

部下を叱るのが下手な人が注意すべきポイント

posted by 北川ワタル/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

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 「刺激と反応の間にはスペースがあり、刺激に対してどのような反応をするかは主体的に選択することができる」

 これはビジネス書のベストセラーである『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)に出てくる一節を要約したものです。外界からの刺激に対して自分がどのように反応するかは、自分が自由に決めることができる、ということを意味します。

 それにもかかわらず、人間はついつい感情的になってしまったり、不適切な表現で相手を批判したりしてしまいがちです。その結果、人間関係に悪影響を及ぼすケースも多くあります。

 そこで今回は、感情的になりそうなときでも自分をコントロールして、伝えるべきことを上手く伝えるためのポイントを紹介します。

怒りの感情は数秒しか持続しない

 部下に対して注意する際、良くないとはわかっていても、ついつい「どうしてお前はいつもそうなんだ!」などと声を荒げてしまう人がいます。部下のミスについて指摘するだけでなく、ときには人格攻撃までしてしまう場合も少なくありません。

 しかし、怒りの感情はコントロールできます。心理学では、人間が日々抱く様々な感情は、その種類によって持続時間が異なるという研究が進んでおり、突発的な怒りの感情はせいぜい数秒しか持続しないという説があります。つまり、その数秒を乗り切りさえすれば、怒りをコントロールしながら話せるようになるのです。

 その数秒を乗り切るための秘訣は2つあります。1つは「反応は自分で選択できる」という事実と、「怒りの感情はせいぜい数秒しか持続しない」ということを、平静時に繰り返し意識しておくことです。

 そしてもう1つは、自分が怒りを感じたときに「いま自分は怒っているな」と客観的に観察することです。最初のうちは自己観察しても怒りが収まらないこともあるでしょう。しかし、怒っている自分を客観的に観察することを習慣化すれば、やがて怒るのとほぼ同時に、理性のコントロールが効くようになります。

 これに加えて、特に部下に対して叱るときには、感情的になりすぎないように、冷静かつ慎重な姿勢を維持しましょう。具体的にいえば、(1)声のトーンを低く、ゆったりとした口調で話す、(2)相手の行動を批判するのではなく、今どのようなことが問題になっているのかを伝える、(3)愚痴のように何度も繰り返さず、シンプルに指摘する、といった3つの姿勢が重要です。

「部下が叱れない」人はどうすれば良いか

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北川ワタル/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

北川ワタル/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

公認会計士/税理士。2001年、公認会計士第二次試験に合格後、大手監査法人、中堅監査法人にて金融商品取引法監査、会社法監査に従事。上場企業の監査の他、リファーラル業務、IFRSアドバイザリー、IPO(株式公開)支援、学校法人監査、デューデリジェンス、金融機関監査等を経験。2012年、株式会社ダーチャコンセプトを設立し独立。2013年、経営革新等支援機関認定、税理士登録。スタートアップ企業の支援から連結納税・国際税務まで財務・会計・税務を主軸とした幅広いアドバイザリーサービスを提供。

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