2016.7.22 (Fri)

まさかのために備える知識(第8回)

損害が出てからでは遅い!企業向け停電対策(前編)

posted by 大竹 利実

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 日々の業務にICT機器が欠かせなくなった現代社会。そのため、停電が起こってしまうと「仕事をまったく進められない」といった事態が発生します。また、ICT機器を稼働しているときに突然停電が起こると、機器本体だけでなく保存していたデータが消失する可能性もあり、企業によっては事業の継続が難しくなる場合もあるでしょう。では、このような事態を防ぐために、停電に対してどのように備えていけばよいでしょうか?

突然の停電はICT機器に大きく影響を与える

 大規模地震が発生したような場合を除き、いまや日常的に突然停電することはほとんどありません。しかし近年、夏場になると異常気象によるゲリラ豪雨や超大型台風などが発生し、それに伴い局所的な停電がしばしば起こっています。

 また、目に見える停電とまではいかなくとも、夏場に多く発生する落雷を主な原因とした「ほんのわずかな時間の停電」(瞬断)や「瞬間的な電圧の低下」(瞬時電圧低下)などは高い頻度で発生しています。このような瞬断や瞬時電圧低下は、日常生活に支障は無いものの、ICT機器には大きく影響を与えます。

 近年では、2010年12月8日午前5時ごろ、東海地方において瞬時電圧低下が発生。その電圧低下時間はわずか0.07秒程度であったのにも関わらず、東芝のNAND型フラッシュメモリ工場、トヨタ車体の自動車工場などの操業が一時的に停止するといった事態もありました(参考)。

まずは停電の原因を考えてみる

 パソコンやサーバ、ネットワーク機器などといったICT機器を稼働している途中で停電が起こると、機器本体の故障につながることがあるほか、最悪の場合には業務上のデータを消失させてしまう可能性があります。

 停電の主な原因としては、以下のようなものが考えられます。

電気機器や屋内配線

 電気機器や屋内配線に不良箇所があり、漏電しゃ断器などのブレーカーが作動して停電する場合です。

ゲリラ豪雨

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大竹 利実

大竹 利実

20年以上のライター経験を持つITライター。某外資系大手IT企業で専属ライターの経験もあり。横丁、大衆酒場といった場所には目がない。

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