スマートフォン時代の企業サバイバル術(第10回)

私物スマホの業務利用、セキュリティ対策は慎重に

posted by 久保 靖資

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 社内ネットワークにWi-Fiを導入し、社員が私物のスマートフォンやタブレット端末などを仕事利用のため、接続できるようにするケースを耳にします。企業とって業務活動の効率化につながるという点がメリットとなる一方、それらの端末から私的行動・業務活動にかかわらず、SNSやオンラインストレージ、ファイル共有ソフトなどが要因となり、情報漏えいなどのトラブルが発生するリスクも生まれます。

今や必須のビジネスツールともいえるモバイル端末

 在宅・外出を問わず、スマートフォンをつねに持ち歩くというライフスタイルは、今や当たり前のこと。以前であれば、PCを使いこなす一部の人の楽しみであったチャットやメッセージツールを使ったコミュニケーションも、スマートフォンの普及とともに一般化し、多くの人が日常的なコミュニケーションツールとして利用しています。

 スマートフォンが生活に密着してくると同時に、ビジネススタイルにも大きく影響を及ぼしはじめました。現在では、ビジネス上でのコミュニケーションツールとしてスマートフォンを利用したメールやメッセージのやり取りが行われるのは日常になっています。

 ビジネスにスマートフォンなどのモバイル端末を活用することは、メリットがある半面、前述の通り情報セキュリティのリスクも存在します。しかし、利便性があまりにも大きいため、この流れを止めることは難しいでしょう。

 以前であれば、私物ではなく会社側が業務用の端末を支給していたケースも見られました。しかし現在では、私物であるスマートフォンやタブレット端末を業務にも利用する、BYOD(Bring Your Own Device)が広がっています。

 スマートフォンなどのモバイル端末をビジネス活用するメリット高めるには、Wi-Fiによる無線LANとの組み合わせがより効果的です。まずBYODという状況であれば、同じ端末がプライベートとビジネスで両用されるため、キャリア通信だけでは帯域制限を受けて、データ送付などに時間を要してしまう可能性があります。そこでWi-Fiを導入してモバイル端末からのアクセスを許可することにより、BYODを利用する社員も帯域制限による転送速度やデータ通信量をあまり意識することなくスムーズに業務を進められるわけです。

Wi-Fi環境で利用するBYODに潜むリスクとは

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久保 靖資

久保 靖資

IT系出版社にて編集業務、ゲームメーカーにてゲームディレクション業務に携わった後、エディトリアル・ウェブデザイナーとして独立。現在、コンテンツ企画から制作・運用までワンストップサービスを提供する株式会社エクスパに参加し、主にウェブコンテンツ開発・運用・コンサル等に従事。個人事業として、IT情報関連の著作、編集業務も行う。東京グラフィックデザイナーズクラブ“TGC”会員。

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