2016.10.21 (Fri)

他人には聞けないICTの“いま”(第21回)

クラウド型PBXでコスト削減と働き方改革を!(後編)

posted by 大竹 利実

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 多くのオフィスに導入されているPBX(構内電話交換機)ですが、設置には広いスペースが必要であったり、導入のための初期コストや月々の保守コストを支払う必要があるなど、いくつかのデメリットも存在します。

 そうした問題を解決する一助となるのが、PBXの機能をクラウド上で利用する「クラウドPBX」です。

 前編ではPBXのメリット・デメリットについて紹介し、デメリット解消の助けとなる手段としてとして「クラウド型PBX」というものがあること、またそのメリットを紹介しました。後編ではこの「クラウド型PBX」を導入することで、企業がどのようなワークスタイル変革を実現できるのかを、更に詳しく紹介します。

社員の交流を促進する「フリーアドレス」も利用できる

 近年、導入する企業が増えてきている「フリーアドレス」をご存知でしょうか。

 従来型のオフィスでは、個人の座席が決まっており、社内ネットワークに接続したデスクトップパソコンと、ビジネスフォンの内線電話機を置くスタイルが当たり前でした。これに対してフリーアドレスは、固定席というものがなく、朝出社したらその日の業務内容や出勤メンバーにより席の配置を決めるというオフィスの形態です。

 「クラウド型PBX」はこのフリーアドレスの実現を容易にします。ビジネスフォンの内線電話機は席替えのたびに配線工事や、端末の設定変更を必要としていました。しかし、クラウド型PBXでスマートフォンを内線端末として利用していれば、この手間は不要です。スマートフォンを持っていくだけで、その日の席で内線電話を受けることが可能となるのです。

 このフリーアドレスの導入によって、フロアが開放的な空間になり、空いたスペースに会議室やミーティングスペースを置き、社員の交流をより活性化することも可能になります。外出する社員が多く、全員分のデスクを必要としないオフィスにとっては、非常に効率的な手法といえるでしょう。

 また、これまでは関わる機会が少なかった他部署の社員ともコミュニケーションの機会が自然と生まれやすくなります。ムダやミスが見つけにくくなってしまっている定型業務や、1人で考えているとマンネリに陥りやすい業務についても、いつもとは違う視界、雰囲気、そして些細な会話や意見交換からアイディアや気づきを得ることができるでしょう。

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大竹 利実

大竹 利実

20年以上のライター経験を持つITライター。某外資系大手IT企業で専属ライターの経験もあり。横丁、大衆酒場といった場所には目がない。

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