他人には聞けないICTの“いま”(第8回)

FAX複合機に注意!内部データが丸見えに!?(前編)

posted by 大竹 利実

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 FAX複合機とは、一般にFAXのほかコピー、プリント、スキャンなど複数の機能が1台に集約されたとても便利な製品です。複数の機能が1台にまとまっているので設置スペースを大幅に節約できるほか、例えば紙の資料をスキャナーで取り込んで電子情報でスクラップ、といった作業が、パソコンを使わずにFAX複合機の操作だけで済むようになりました。

FAX複合機に潜む危険性とは

 近年の製品はインターネットの活用も進み、オフィスで受信したFAXを出先からリモートで確認できたり、パソコンで作成した書類や収集した情報を出先からすぐにオフィスで出力して分かりやすい形で伝達できたりといった、新しい機能も備えています。近年FAXは、徐々に電子メールなどに役目を受け渡しつつありますが、その電子メールに添付するための、紙資料の電子化もFAX複合機があれば楽々行えますし、結果として通信費の節約につながる場合もあります。

 一方で、その便利さ故の危険性も注目されつつあります。多くのFAX複合機はFAX送信用に電話帳機能を持っているのが一般的で、受信したFAXやスキャンした電子情報を保存する機能も備えています。受信したFAXを電子情報で保存すれば、出先からのFAXの取り出しが可能になるほか、印刷する前にFAX複合機本体のディスプレイやパソコンで内容を確認できます。これにより用紙やインク、トナーなどを節約できますが、問題となるのはFAX複合機に保された電子情報。その中には当然、自社と取引先以外が知り得ては困る情報も多くあります。

機能が増えるにつれ、情報漏えいのリスクが増していく

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大竹 利実

大竹 利実

20年以上のライター経験を持つITライター。某外資系大手IT企業で専属ライターの経験もあり。横丁、大衆酒場といった場所には目がない。

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