他人には聞けないICTの“いま”(第3回)

ネット広告が犯罪者に悪用されている!?(後編)

posted by 久保 靖資

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見るだけでウイルス感染する不正広告が増加している現状

 普段何気なく見ているウェブサイトにアクセスしただけで、ウイルスに感染してしまうという恐ろしい被害が、日本で広がりつつあるといいます。その感染源はウェブサイトに表示される“広告”です。

 普通の広告のような顔をしながら、その裏には悪意のあるウイルスが潜んでいるという不正広告。前編で紹介したように、不正広告の中には、表示したとたんにウイルス感染してしまうという非常に危険なものが増えつつあります。そして、こういった不正広告が“アドネットワーク”と呼ばれるネット広告配信サービスを利用しているのです。

 インターネットセキュリティ対策に取り組んでいるトレンドマイクロが発表した、2015年末に不正広告による被害実態のレポートによると、2015年半ばから日本語による不正広告が3,700以上のウェブサイトで表示されているということです。ウェブサイトにはニュースサイトなども含まれており、誰でもが不正広告による被害を受けてしまう状況にあるわけです。

 一般的に、不正広告は直接パソコンに攻撃するのではなく、不正なウェブサイトへと誘導するものが多いのですが、トレンドマイクロのレポートによれば、そういった攻撃サイトへの国別アクセスでは、日本が47%にものぼっており、非常に危険な状況であることが分かります。

表示するだけでウイルス感染する不正広告があることを知っておこう

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久保 靖資

久保 靖資

IT系出版社にて編集業務、ゲームメーカーにてゲームディレクション業務に携わった後、エディトリアル・ウェブデザイナーとして独立。現在、コンテンツ企画から制作・運用までワンストップサービスを提供する株式会社エクスパに参加し、主にウェブコンテンツ開発・運用・コンサル等に従事。個人事業として、IT情報関連の著作、編集業務も行う。東京グラフィックデザイナーズクラブ“TGC”会員。

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