2017.7.19 (Wed)

ビジネス英語講座(第50回)

英文契約書の作成・確認時に注意したい英語表現

posted by Yuki

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 海外との取引を始める前に、細心の注意を払わなければならないのが契約書の取り交わしです。契約書には法律用語だけでなく、独特な表現があります。独特な表現ゆえに、微妙なニュアンスを取り違えてトラブルを招いてしまうことがあります。海外では契約書に記載されている内容がすべてなので、契約段階で曖昧なままにしてしまうと、トラブルの際に被害が拡大する可能性もあります。

 今回は、英文の契約書で注意を払う必要のあるフレーズや、被害を抑制する文面を紹介します。

契約書の「shall」は日常会話と意味が違う

 日常会話では「~だろう」という意味で「shall」は使われています。しかし契約書においては意味が異なるのです。

The Seller shall deliver the Products to the Buyer on or before 31th of July 2017.

(売り手は商品を2017年の7月31日、またはそれ以前に買い手に引き渡さなければならない。)

 この場合、「shall」は「~しなければならない」という、義務をあらわす表現です。義務として明記されているのですから、当然、履行しなければなりません。「will」も同じ義務の表現で使われていますが、契約書では「shall」を使う場合がほとんどです。「shall」や「will」が用いられた契約書の文面では、どこまでが義務になるのか内容をきちんと確認しましょう。

Each of the Owners shall have thirty days from the effective date.

(各所有者は、発行日より30日を有するものとする。)

 

That violates the terms of this Agreement shall be void and shall not be binding.

(この契約条件に違反するものは無効であり、拘束力を持たない。)

 ただし、上記のように「shall」を用いた表現でも、義務までの強制力がない場合があります。契約書で「shall」が義務か、義務でないかを判断するのが難しい場合、まずは義務として捉えるのが、後々のトラブルを回避するためにも賢明といえます。さらに押さえておくべきポイントとしては、「shall」が使われている文面に、期限や条件に関する文面がある場合は、義務と考えるべきです。

If the delay lasts more than 30 days, the other party may cancel the agreement without liability.

(遅延が30日以上続いた場合は、責任なしに相手方は契約の解除が可能である。)

 契約書における「may」は「~が可能である」「~できる」など、契約者の権利をあらわします。「shall」のような強い表現ではありませんが、「may not ~.」と続く場合は「~を禁止している」という意味になります。否定形が出てきた場合は要注意です。

契約の不履行を防ぐ文面を盛り込む

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Yuki

Yuki

IT企業、会計事務所での経験を経て、フリーライターへ。シアトル近郊に半年留学、IT企業では会計事務以外に海外支社とのやりとりを行う。これまで経理や税金、英語学習の他、さまざまな分野の記事を執筆してきた。

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