2016.10.26 (Wed)

朝礼ネタ帳(第62回)

完全に覚える必要はない?効率的に暗記する方法

posted by KEISUKE /studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

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 ビジネスを続けていくうえで、覚えるべき知識は日々増えていきます。営業活動、資料作成、プレゼン、指導、資格取得……どのような仕事に携わっていても、必要な知識がなければ、ビジネスを思い描いた方向へ進めていくことは難しいでしょう。

 とはいえ、せっかく覚えた知識も、うまく活用できなければ意味はありません。想定外のことが起きた際には、知識を応用して、答えにたどり着く必要があります。いざというときにその知識を取り出せる状態にしておくことが重要です。今回は“使える”暗記法について考えてみます。

完全に覚える必要はない

 「試験は暗記が9割」(朝日新聞出版刊)、「頭のいい人は暗記ノートで覚える!」(三笠出版刊)など、暗記に関する著書を多く刊行している碓井孝介氏によれば、知識をいつでも使える状態で記憶するには、何も物事を完全に理解する必要はないとしています。むしろ、「理解してから覚える」のではなく、「覚えてから理解する」ほうが効率的といいます。つまり、まずはシンプルに知識を暗記することが、全体の理解につながるというのです。

 碓井氏によると、効率的に暗記するためには、次の3つのコツを押さえるのが良いとしています

 1つめは、「ポイントをしぼること」です。何から何まで暗記しようとするのは無理があります。重要な情報やキーワードだけを暗記し、必要がなさそうな情報は敢えて切り捨ててみましょう。特に時間が足りない際には有効です。

 2つめは、情報を「芋づる式」に暗記することです。関連する情報を整理して、ひとつのキーワードから芋づる式に記憶が呼び起こされるように暗記します。たとえば、元素記号の覚え方「水兵リーベ僕の船」のように、覚えるべきワードの頭文字だけをダジャレで覚える、という手法です。流れで覚えられるので、特に順番を記憶する場合に有効です。

 3つめのコツは、図やチャートに書き起こして「目で覚えること」です。視覚化された情報は、記憶に残りやすい傾向にあります。また、自分でどのような図にするかを考えることにより、頭の中にイメージとして残す効果も期待できます。

記憶力を高めるのは「音読」? 「書き写し」?

 とはいえ、「記憶力に自信がない」「暗記はとにかく苦手」という人も多いでしょう。そんな人のために、暗記に向いたいくつかの秘策があります。

 たとえば音読は、記憶の定着に効果的な方法のひとつです。早く読んだりゆっくり読んだりして音読スピードを変えることで、記憶が定着しやすくなります。

 資料や参考本を書き写して記憶させる、という方法もありますが、実は写している時は頭をあまり使っていないため、さほど有効な策ではありません。元の資料に自分なりの言葉で書き込むやり方であれば、脳を使うため記憶に残りやすいです。

 暗記時の集中力を高める方法としては、暗記したいものをじっと見た後に、目を閉じて記憶に残す、というやり方もあります。覚えたいもの以外の情報が遮断されるため、脳にインパクトを残すことができます。より集中したいのであれば、耳栓をして外部の騒音を遮断するという方法もあります。

 机に座るのに飽きたら、デスクから離れてみましょう。デスクに座って黙々と暗記するよりも、立って覚えたり、歩きながら暗記するなど、体を使うことで、脳に刺激を与え、頭に残りやすくなるでしょう。

 脳に刺激を与えるという点では、かなり極端な手法ではありますが、「逆立ちしながら暗記する」というのもアリです。頭に血を集めることで、脳内の血流が一気に活性化し、脳の活動を活発にすることが期待できます。「どうしても明日までに覚えておかなければいけない……」といった切羽詰まった状況であれば、一度試してみても良いでしょう。 

 「年齢のせいか、記憶力が悪くなった」という人は、もしかすると覚え方の時点で間違っているかもしれません。普段とは違った覚え方をすることで、脳を活性化してみてはいかがでしょうか。

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ライター・ウェブディレクター。プロのダンサーから転身。就職サイト、社会人向け情報サイト、エンタメサイトのウェブディレクターの経験を経て、記者、フリーライターとして活動しつつ、某テレビ局のサイト立ち上げ、コンサルなど幅広く活動している。

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